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life〜あなたのカレー #おととこMUSIC

更新日:2021年2月16日




みんながおなじほうを向くとき、

「わたし」と「あなた」のちいさな「ちがい」が

なんだかわるものみたいに迫ってくる。


でも。

本来、

「あなたが好き」と言うとき、

わたしは、「わたし」と「あなた」の「ちがい」が好きである。


それを、忘れないでいられたら、

きっと、未来は明るい。

ちいさな脅威が、そう言っている。

きが、する。


そんなことを考えていたら、

こんな音源をみつけた。




2013年に吉祥寺「モクチョーイ」でおこなわれたイベント、

「昼から夜のからだにすむ食堂」のためにつくったもの。

ここでおととことばこ は、

「キノン食堂」さんの作るカレーとコラボレーションをした。



 

はじめの「life」といううたは、

ここ数年のイベントではよく演奏させてもらっている。


ざわざわと喋る「あなたが好き」は、ぜんぶわたし。

いろんな、「ちがう」「わたし」。


そして、まだ0歳の長女をあやしながら制作していたので、

彼女の声が混ざったり、

がさごそ雑音が入ったり、

構成も、音も、荒削りだけれど、

その空気をそのまんま。


 

そこから、このイベントだけの「あなたのカレー」へと続く。


この日のために「キノン食堂」村上優子さんが準備したのは、

「菜の花とひよこ豆のカレー」。


イベントは2月だった。

赤子を抱えて初めての巣ごもりの冬に

このメニューの知らせが届いたとき、

ほんとうにうれしくなって、こんな詩をかいてうたった。



 わたしはカレー あなたが好き

 神様が落とした ひよこ豆と

 天使の髪飾り 菜の花を

 すこし借りてきて つくったカレー


 

このあとの朗読は、

「キノン食堂」村上さんが

カレーに寄せる想いを綴ってくれた文章。


2020年のいまの、この空気に、

すごくしっくりして。

たべものを扱うひとというのは、

どうしてこんなにことばが美しいのだろう、と思う。


(石神井のITOHENさんのことばをみていても。)


 

それからわたしは、

村上さんにカレーの材料のすべてをきいて、

「ことばのカレー」をつくった。


13分間のじかんでゆっくり描く、

もう1つのカレー。


 

わたしと、

村上さんと、

ひとつひとつの食材たちと。


みんなべつべつの物質だけれど、

ひとときことばの響きに変換して、

溶け合う、調和する、そういう方向に

向かってもらえるように、お願いする。


そういうしごとを、

わたしはしているんだろうか。


そうだとしたら、

そのことが、いま、ことさらにわたしの肚にチカラをくれる。


 

こちらから、「life〜あなたのカレー」をおたのしみください。


長くて、粗削りな音源だけれど、

村上さん(今はkinondohというスペースを営まれています。キノン、は、輝音。)

のOKをもらって、公開。

朗読している「キノン食堂のカレー」の文章は、

"四分音符+よこぼう3本アイコン"をクリックすると、みられます。


カレー、おいしかったな。

それに、尽きるや。

0歳の娘には、この曲中に初めてのカレーを、たべてもらった

(村上さんは"赤ちゃんでもたべられるカレー"のリクエストに

 応えてくれた)。



愛すべき村上さんのしごとに、ありがとう。



いつも「life」を演奏するときにさいごに発することばが、

この音源にはまだ抜けている。

だから、ここに、さいごに。


Thank you for your life.


ーすべての痛みと、

 失われた命に、想いを。

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